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”人生は楽しく!物事の見方は一つじゃない” 周さと子さん(マカオ)

2020年12月30日

周さと子さんはマカオ在住のコミュニケーションコンサルタント、ライフコーチであるとともに、世界ウーマンの事務局運営として世界ウーマンにはなくてはならない存在。

その魅力をみなさんにもお伝えしたいと思い、あらためてインタビューを申し込みました。

さと子さんに出会って10年以上経ちますが、まだ知らなかった面やいつも楽しそうに見える生き方のコツをあらためて語ってくれました。


イギリス留学で「みんな違って当たり前」ということを目の当たりに

ローズ:さと子さん、今日はよろしくお願いします。読者のために、まず簡単な自己紹介をお願いしてもいいですか。

さと子:はい、マカオ在住16年目の周さと子と申します。コミュニケーションコンサルタント、ライフコーチをしています。

「人生は楽しく!」がモットーで、人や物事のポジティブ要素を見つけることが得意です。良くも悪くも適応力が高いです。好奇心旺盛でフットワークが軽く、テニスとランニングを普段からしています。

ロ:さと子さんと言えば、とにかくポジティブで明るい印象があるのですが、日頃からモットーにされているんですね。好奇心やフットワークの軽さを活かして色んな活動をされていますが、さと子さんが海外に出るきっかけから聞いていきたいと思います。

さ:私は鹿児島の枕崎という小さな町の出身なのですが、小さな頃から都会や海外への憧れがありました。中学生の時に市が主催するオーストラリアの姉妹都市との交換留学体験に応募したことがあったのですが、最終決定のくじ引きで落選した経験があります。

そのあと大学進学を機に東京に出ます。正直に告白すると「大学でこれを勉強したい!」という目的を持っておらず、「都会に出たい!」が優先していた私は早々に大学生活に挫折してバイトばかりの生活をしていました。

東京という都会に出たはいいけれども目的も見つからず、将来どうしたいのかも分からず、周囲のキラキラ大学生と比べて劣等感も感じていました。

若干うつうつとした日々を送っていたある日、ふいに思い出したんです。「そうだ、私は海外留学したかったんだ!」って。

そこからは早かったです。ロンドンへの語学留学を決めて、あきれる両親を説得して一部援助を頼みこみ、英語の実力も全くないままにイギリスへ飛びました。

ロ:やりたいことが決まったら一直線の行動力!イギリスでの留学生活はどうでしたか?

さ:まさに水を得た魚でしたよ(笑)。入国審査で怪しまれるほど英語が話せなかったので、留学生活当初はすべての行動に勇気が必要でしたが、でも、それ以上に好奇心が勝っていました。

ロンドンの郊外でホームステイをしながら語学学校で英語を学ぶ生活をはじめ、とにかく見るもの、やること全てが珍しく、面白かったです。

ターニングポイントとなったイギリス留学時代

ロ:日本の生活との違いはありましたか?

さ:単純なんですけど、「みんな違って当たり前」ということを目の当たりにしたことですかね。留学に来ている子たちの年齢や、背格好や、美意識や、価値観は全く様々です。

街を行き交う人達の着ているものもタンクトップから厚いコートまで何でももありで、全季節をカバーしている感じだし、洋服のサイズ展開も果てしない(笑)

唯一共通なのは「英語」で、英語がうまく話せなかった時には落ち込んだりもしましたが、それで周囲が私を見下すなんてことはなかったです。

日本にいた時も見下された事はないし、別に何着たっていいんですけど、若かった私は周囲と同じであることを重要に思っていたり、枠組みに当てはまらない事に対して勝手に劣等感を募らせていたんでしょうね。

1年弱でしたが、とっても充実した期間でした。ホームステイ先には常に4,5人の各国からの女子留学生がいて、彼女たちとのおしゃべりで英語力を楽しく鍛えられましたし。

特にテニス好きの先生と仲良くなってからは、彼女がしょっちゅう誘ってくれてウィンブルドンの芝コートでプレイしたり、パブに飲みにいったり。クリスマス前に財布をすられて落ち込んでた時には、彼女の家に泊めてもらうなど、それまでにない、いろんな体験をさせてもらいました。

それに同じ学校の生徒だったマカオ人の夫とも出会いましたし、この留学は私の人生のターニングポイントと言えます。

(次ページへつづく)

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