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“どこにいても自分らしく生きる。トータルライフコーチングの必要性とは?” ホイスラー愛さん(ドイツ)

2018年11月26日

ドイツで再び会社員経験、そしてライフコーチの道へ


事務局:ドイツでの生活にはすぐに馴染めましたか?

めぐみ:いえ、最初は大変でした。夫はドイツ人なのですが、彼とはずっと英語で会話をしていたので、ドイツ語はほんの挨拶程度しか話せなかったんです。ドイツ語はできないし、親しい友人もいなくて、本当に凹む日々でしたね。

事務局:どうやってその時期を乗り越えられたのですか?

めぐみ:そんな中でも、子育ての傍らドイツ語の学校に通ったり、在ドイツ商工会議所に履歴書を登録していました。そうしていたら、ある日系企業からお誘いをいただき、入社することとなります。ドイツに来てから4年目のことですね。ドイツでゼロから仕切り直し、仕事を見つけ、再び働けることに充実感を感じていました。

事務局:いいですね。

めぐみ:でも一方で、通勤時間が非常に長かったことや日系企業文化と子育ての両立を困難に感じていました。子どもが待っているから早く家に帰らなくてはいけないのに、みんなが忙しい中自分だけ帰宅しづらいし、やっと退社できても自宅に到着するまでに時間がかかってしまう。また、対人関係でも難しさを感じていました。日本人とドイツ人、両方の言い分が理解できる分辛かったですね。どんどん嫌なループにはまっていくような感覚がありました。そんな時に出会ったキーワードが、コーチングだったんです。

事務局:ご自身も色々と葛藤のある中で悩んでいたところ、コーチングに出会われたのですね。

めぐみ:2014年のことになります。当時その学校がベルリンにあったのですが、会社の休暇を利用してはインテンシブコースに通い、ライフコーチングの資格を取得しました。

事務局:ドイツでライフコーチングの資格を取得されたのですね。現在のお仕事に向かって、少しずつ下地ができてきていますね。

めぐみ:今考えるとそうですよね。

事務局:その後独立することを決断されたのですよね?

めぐみ:はい、3年半ほどお世話になりましたが、夫とも話し合って一旦退社することにしました。

事務局:海外に出て、やっと見つけたお仕事を辞めるのは勇気のいる決断ではなかったですか?

めぐみ:会社を辞めて、いきなり自営業者としてやっていけるか不安な気持ちもあったのですが、でもやってみたいという気持ちに従ってみることにしました。当時初めて自分にコーチをつけて話を聞いてもらっていました。自分の思いを引き出してもらって常に承認してもらっていたことで、より自分らしく前に進めたと思います。大きな決断をするために、ライフコーチングが背中を押してくれたようでした。(次ページへ続く)

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