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”日本人女性は世界ですごく必要とされている” 今井佳奈子さん(オランダ)

2018年8月10日

ご縁に導かれて今がある


事:オランダに移住してから、どうでしたか?最初から順調だったのでしょうか?

佳:オランダに来てからも、ジュエリーの買い付けの仕事は続けていました。ヨーロッパで買い付けして、たまに日本に帰国して販売しています。

事:佳奈子さんのもう一つのお仕事の話に入ってきました。佳奈子さんは本当にセンスが良くて、いつも素敵な小物やアクセサリーを付けていらっしゃるのが印象的です。

佳:ありがとうございます。ジュエリーは本当に好きで、この仕事がとても好きというか、心のバランスを取るのにも不可欠な仕事だなと感じています。また、ジュエリーの仕事は、飲食のお店を開くきっかけにもなったんですよ!

事:ジュエリーと飲食関係って、なかなか結びつかない気がするのですが、一体どんなきっかけがあったのですか?

佳:ミラノにバックの買い付けに行った時の事です。日本でも多く取引実績のあるイタリアンバックの社長さんに声をかけられまして、彼も仕事で何度も日本に行った事があり、いつの間にか話が盛り上がり、日本食の話に。

事:日本食は海外でも人気ですよね。

佳:はい。その方は日本食が大好きなあまり、自分のレストランを開きたいと考えていると言われました。

事:なんだかちょっと怪しい感じがしますが…、その後どうなったのでしょうか?

佳:「お金は出すから、佳奈子の住んでいるオランダに出店したい」と言われました。その時は「できることがあったら手伝いますよ」という感じで、そのままオランダに戻ってきたのですが、後日メールでビジネスプランを立ててほしい、出店候補地などを教えてほしいなどと言われ、私と夫は少し本気で考え始めました。前職でも経験があったからか、やっているうちに面白くなってきて、人のお店なのにかなり真剣に取り組みました。そのイタリア人はオランダに視察にまで来たんです。一緒にオランダのラーメン店やいくつかのお店を視察したりしたのですが…

事:おもしろくなってきましたね!

佳:でもそのイタリア人が、「やっぱり佳奈子たちにも出資してほしい」と言い出しまして。

事:うーん、なんだか雲行きが怪しくなってきました。

佳:そうなんです。イタリア人に良くある話ですが、いよいよお金の話になると、あれ?話が違うよねっていう・・・これは話を進めないほうが良いなと思いました。

事:それで、話は白紙になってしまったんですね。

佳:ええ。でも、考えれば考える程、このアイデアは行けるのではないかと思いました。そこから夫と二人でやってみようかという方向に進みだしたんです。

事:思わぬ方向に進み始めましたね!二人とも経験のない飲食業。でも、行ける!と思って、前に進み出す勇気にとても感心します。

か:二人共決めたら早いんです(笑)

事:実行に移す早さは起業家にとって大切なものかもしれませんね。

か:そうかもしれません。

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