MENU

”バンクーバーのローカルな暮らしぶりと心の癒しをお届けしたい” 矢寺愛さん(カナダ)

2018年10月10日

カナダでは年齢は関係ない。15年ぶりのハープに再挑戦!


事務局:Aiさんはハープを演奏されるのですね。ハープを弾いている方と出会ったのは初めてなので、非常に興味深いです。ハープを始めたきっかけやハープセラピストの活動について、教えていただいてもよろしいですか?

Ai:ハープは母校の大先輩でもある皇后美智子様が弾いてらっしゃるのを目にし、いつか弾いてみたいとずっと憧れを抱いていました。それまでピアノを弾いていましたが、小学校6年生の時にハープへの転向を決意し、趣味として続けていました。その後、学業、子育てなどに追われ15年以上ハープから離れていましたが、どうしても、ハープを忘れられず再開。そしてバンクーバーで出会った素晴らしい先生が、本格的にハープの勉強をする機会を与えて下さったのです。

事務局:カナダでハープを本格的に再スタートされたということですか?

Ai:はい。カナダでは年齢に関係なくどんな事にもチャレンジできます。私は王立音楽院のハープの試験(Royal Conservatory Examinations) を10代の音楽家を目指す子供たちと一緒にチャレンジし、現地大会であるキワニス音楽祭では2年続けて金賞と銀賞を受賞致しました。また、ハープという楽器をより多くの方に深く知ってもらうためにセミナーを行ったり、ヨガのレッスン中にヒーリングミュージックとして小型のハープで生演奏のボランティアをしています。また、ハープ講師として指導にも携わっております。

事務局:学業や子育てでできたブランクをみごとに乗り越えられ、カナダでご活躍されているのですね!カナダではハープの人気が高いのですか?

Ai:そうですね、オーケストラもそうですし、ハープだけの演奏会も開かれています。ハープはヒーリング効果も高く、認知症予防や、精神の安定、痛みの緩和、睡眠促進などの効果が実証されているんです。アメリカでは音楽療法として、医療施設やホスピスなどで弾かれているんですよ。実際に友人の赤ちゃんにハープを目の前で弾いてあげた時のことです。泣いていた赤ちゃんがピタッと泣き止み、小さいながらもじっと音色に聴き入る姿を見ると、目に見えないハープの偉大な力を感じずにはいられませんでした。

事務局:ハープの力は偉大なのですね。ぜひ私も演奏を生で聴いてみたいです。

Ai:バンクーバーは秋から雨が多いので、季節鬱で悩まれる方も多いそうです。しとしと雨が降る中でハープを弾いていると、私自身の心も癒されます。今後も自身のスキルアップに磨きをかけながら、周りに癒しを与える音色をお届けしていきたいと思っています。(次ページへつづく)

1 2 3 4 5

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ