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海外転職のあなたのタイミング、前職退職や日本出国前の準備は計画的に

2023年11月15日
ブレナー真由美 (アメリカ)

日本ではあまりなじみがないが、必要な書類

次に現職から推薦状をもらうことについてですが、日本はあまり推薦状という概念がないため、その場合には退職や在籍証明書でも大丈夫です。

ただ、国によってまちまちですので、ここはビザの専門家に問い合わせるのがベストです。

こちらの取得にも時間がかかることもありますし、特に英語となると、外資系やグローバルに展開している会社ではないとすぐには出ないかもしれません。

国によっては、犯罪証明書などの提出を求められると、それにもまた時間がかかります。

「今まで長期滞在をした国すべて」と言われることが多く、昔留学をしていた、ワーホリに行っていた、駐在をしていたなどのご経験がある方は、その取得に困っている方も結構いらっしゃいます。

また、海外で転職先が決まった場合には、採用通知書を締結する前に、その会社の人事や総務部のスタッフとビザについてきちんと話をし、あなた自身もビザについてよく理解をした上で、ビザ申請へ進んでください。

中には、口頭では問題ないようなことを言われたものの、いざビザ申請になると手続きの煩雑さなどから、外国人採用をしたことがない会社で「ビザ申請はしない」と拒否をされたケースもあります。

このような場合、日本の会社を辞めて、引っ越し手続きなどまでしてしまったにもかかわらず、結局残念な目に会ってしまった方もいらっしゃいます。

 

日本を出る前にやっておくべきことは?

最後に、海外へ引っ越しをするにあたり、現在の住居との契約や日本を出る時の手続きや特に歯医者にかかるなど長期的な治療が必要な場合もあるかもしれません。

日本の保険制度はとても恵まれています。海外は特に医療費は高く、自分で負担をしなければならないことも多くあります。日本から出る時の手続き等もしっかりと把握をしておく必要があります。

さて、話は変わって、11月に入り、私の住むアメリカは11月第3木曜日から週末までサンクスギビング(感謝祭)で会社も学校も5日間お休みになります。

その日は朝から七面鳥を焼き、だらだらと家族や友人とゆっくりとした時を過ごします。

朝からテレビではアメリカの一大スポーツであるアメフトの試合が流れ、その間のCMがガンガン流れるのですが、そのCM料は30秒で数億ドルだそうです。

アメリカに来て思ったのは、普段忙しいビジネスパーソンも「休む時は休む」「家族との時間を大切にする」「楽しい時は思いっきり楽しむ」ということ。

アメリカはこの時期、ありとあらゆるところで”Thank you”の文字が見られます。これを機会に、自分が今健康で美味しいものを食べられることに感謝です。

Written by ブレナー真由美(アメリカ)

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