日本でインターナショナルスクールに通おうとすると、年間200万円以上は掛かるでしょう。しかしジョージアでは年30〜40万円程度の授業料でインター校に通えます。
習い事も月1500円程度で週3日ダンス教室に通えます。写真は私の娘たちが通ってる学校です。英語の補習授業込みで年3000ドルです。
学校入学となると気になるのがビザですが、なんと日本人はビザ不要。それも1年間滞在でき、その間にジョージア国外に出れば、滞在日数がリセットされ、再び1年滞在できます。
片道4000円あれば隣国に行けるので、ちょっくら旅に出ればOK。にわかには信じがたい国なのです。
物価以外にも、歴史・自然など、ジョージアには多くの魅力があるので、「安い!安い!」と物価の低さだけを殊更に言いたくないですが、私のように娘を2人育てながら家計を支えてる身としては、コスパはやはり非常に重要!
教育においてもっとも大事なことは、座って勉強をする時間よりも、「次はこれをやりたい!」と目標を持つ時間や、「できるようになった!」と振り返る時間だと思います。
そして、家族や周囲の大切な人間に褒めてもらうことも大切です。学校・塾・寝る、を繰り返すだけの生活は、テストの点数は伸びるかもしれませんが、心は育ちません。
日本とは離れた場所に移住したので、子供たちの祖父母(私の親)とは会えなくなりました。しかし、SNSを投稿したり、LINEなどでやりとりをする余裕が生まれたので、日本にいた時よりも日常の様子は伝わっていると感じます。
Mercerによる生活費ランキングで、ジョージアの生活費の安さは世界第3位。(参考:ATLAS & BOOTS / RANKED: MOST EXPENSIVE CITIES FOR EXPATS )
1位 キルギス:首都ビシュケク
2位 ザンビア:首都ルサカ
3位 ジョージア:首都トビリシ
そして、生活費が高いランキングでは日本は第4位。
1位 トルクメニスタン:首都アシガバート
2位 香港
3位 レバノン:首都ベイルート
4位 日本:首都東京
5位 スイス:チューリッヒ
「スイス=物価が高い」イメージですが、なんと東京は、そのスイスよりも生活費が高いのです!
日本に住んでいた時、私はシングルマザーだったのもあり、文字通り寝る間も惜しんで働いていました。
生活コストが安いということは「稼がなくてはいけない金額」も安くなります。今は当時の半分くらいの生活コストで暮らせているので、自分のやりたい仕事だけを選べるようになりました。
そして時間に余裕が生まれ、心にも余裕が生まれ、子供たちとのんびり過ごせるようになりました。
現在私はデザイン業に加えて、パートナーと共にコーディネーター事業も行なっており、ジョージア移住を希望する人たちをサポートしています。
ジョージア移住の希望者さんたちは、みなさん共通して、日本の現在・未来に不安を抱き、生き辛さを感じています。私もそう感じる人間の一人でした。
それもそのはず「世界第4位の生活費の高い国」なのに、給料は30年以上変わらず、その上、コロナ禍でも問答無用に税金は上がり、物価も上がっているのですから。そりゃあ暮らしにくくて当然ですよね。
日本人は頑張りすぎています。このコラムを読んでくださってる「世界ウーマン」の訪問者さまの中には「いつか世界に」と海外生活に憧れている日本在住者の方もおられると思います。
「がんばってがんばって、いつか海外移住したい!」ではなく、「がんばるのをやめるために、とりあえず海外移住(下見)する」という視点で人生を見直してみるのはいかがでしょうか。
例えば1ヶ月だけ、半年だけでも、自分の人生を見直す期間を作ってみませんか?
それではまた、次回のコラムをお楽しみに!ნახვამდის(ナッホァンディス/さよなら! )
Written by 宮下なみ子(ジョージア)
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