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ベルギーから北イタリア1000km、母と娘の小さな冒険、ドライブ旅行

2022年3月3日
ホーゲデウア容子 (ベルギー)

1078年には既に記録に残っている歴史ある教会

舞踏会のような会場で心温まる演奏会

会場は、トリノから車で1時間弱の小さな町「ピネロロ(Pinerolo)」。安全だし、歩いてどこへでも行けるような街です。この辺りはフランスの国境に近いので、フランス語を話せる人が多く、逆に英語を話せる人の方が少なかったです。

ベルギーでは英語が使えてしまうので、中々上達しないフランス語でしたが、ここでは私の拙い精一杯のフランス語が役に立ちました。

「私は語学の勉強に向いていない!」とか、「歳を取ってからの語学習得は大変」と言い訳ばかりしていましたが、こうして使えることが分かると、「やっぱり多言語を学ぶって楽しい」と思えました。

肝心のコンペの会場は普通のビルの中にあり、どんなところかと思いきや、古い舞踏会のようなお部屋だった。まるでタイムスリップしたかのよう。

こんな場所で演奏できる機会など滅多にないので、やはり経験させてあげられてよかったと、1000キロのドライブの疲れもすっ飛んでしまいました。

コンペとはいえ、大袈裟なものではなく、全ての参加者の努力を讃えるような会なので、雰囲気もとても良かったです。最終日は、素晴らしい演奏をする子供達が選ばれて、1000年以上前に建てられた教会で演奏会。

このコンペティションも、とある立派なバイオリンの先生の追悼記念でされていて、名前も「国際バイオリンコンペティション、マッシモ・マリン」と名前が付いています。

その生徒だった大学生ぐらいの女性が、マッシモのバイオリンで演奏をしており、それはそれはすごいレベルでびっくりしました。

 

トリノ観光と帰り道でのお楽しみランチ

そんな心温まるコンペの途中でも、せっかくなのでトリノへの観光もしっかり!トリノは、博物館が多いことで知られているそうです。

娘が選んだのが、エジプト博物館。私が選んだのが、シネマ博物館。どちらもよくできていたし、時期が時期だけに、入場も簡単に入れた。

今はどこでも空いているのが利点。事前にオンラインでチケットを購入している人もいましたが、当日窓口でもさほど並ばずに購入できました。博物館もレストランも、ワクチンパスポートさえあればどこでも入れます。

Dijon, France グルメの街で有名なディジョンでランチを楽しむ

あっと今にトリノ滞在も終わって、帰途に着く時間に。帰りは様子がわかっている道を行けば良いので、少し楽に感じました。

最後のお楽しみに帰路途中、ディジョンマスタードで有名な、ディジョンの街で遅いランチを楽しみました。グルメなことで有名な街で、小さな街にもかかわらず、本格的なレストランがあちこちにあります。

実は以前もここに立ち寄ったことがあったので、その記憶を頼りに、同じレストランで美味しいランチをいただきました。

ヨーロッパは小さな街でも、可愛らしい宿泊先がたくさんあります。グルメや有名なお城、歴史のあるところに立ち寄りながらドライブしたら、きっと飛行機では味わえない楽しみがあるはず。

1日で1000キロの距離のドライブは決しておすすめはできませんが、是非、次のドライブ先を検討してみてはいかがでしょうか?

グルメで有名な街「ディジョン」でのランチ

Written by ホーゲデウア容子(ベルギー)

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