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アフリカに住んで受けたカルチャーショック【後編】

2021年12月27日
竹田あすか (ルワンダ)

連絡や買い物に関するカルチャーショック

アフリカの方々は家族や友人と頻繁に電話やメッセージのやり取りをしているイメージがあります。とても素敵だなと思う一方、実際に自分に連絡が来るとちょっとしんどいなと感じることも。

なぜなら、たった一度会って電話番号を交換した人からも、なぜか挨拶の連絡がしょっちゅう来るのです。

用事があるわけでもなく、ただ「Hello. How are you?」で終わり。そのメッセージを返さないと「どうしたの?何かあったの?」とわざわざ連絡をくれる人もいます。

これはこちらの文化で「連絡をとることであなたと仲良くなりたい、気にかけていますよ」という気持ちの現れでもあるようです。ですが、しょっちゅう連絡を取るのが苦手な方は気軽に電話番号を交換しないほうが無難かもしれません。

また、買い物の際にもカルチャーショックがありました。日本では、おつりはお店側が準備するものと考えるのが一般的ですよね。

しかしこちらでは、おつりがなくてものが買えないということが度々あります。特に個人商店なんかではそう。お札しか持っていない時は、買わずにあきらめて帰ったことも。

スーパーでもたまにあります。おつりがない時は、代わりにおつり分のキャンディーをくれるところもあるくらいです。

最近では電子決済できるところが増えたので、「おつりがないから電子決済でお願い」と言われたりもします。

 

ルワンダ人から見た日本のカルチャーショック(おまけ)

日本人の奥さんを持つルワンダ人からこんなことを聞きました。「ルワンダでは相手の家を頻繁に訪ねることが友好の証。でも日本人は人の家を訪ねることがとても少ないからびっくりしたよ」と。

先ほどお伝えした「連絡が頻繁」というカルチャーショックと似ていますね。

私自身は頻繁に人と会ったり連絡を取り合ったりするのはあまり得意ではありませんが、そうやって関係性を深めていくというのは素敵な文化ですよね。

以上、私がアフリカで感じたカルチャーショックをお伝えしました。

みなさんだったら、どれに一番衝撃を受けそうですか?

もちろんアフリカのすべての国や人に当てはまるわけではありません。ですがやはりアフリカに住むと、日本ではなかなか見かけないこと、経験しないことに多く出会うものです。

価値観やものの考えはその国、その地域、その人によって本当に様々。

それを受け入れられない時ももちろんありますが、価値観の違いを知る、理解するということは自分の世界観や概念、精神を強く大きくさせてくれると感じています。

Written by 竹田あすか(ルワンダ)

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