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コラボレーションによって日本のよさをマレーシアの人々に伝える「わたしの仕事」

2021年8月25日
土屋芳子 (マレーシア)

自分が本当によいと思うことを人々に伝える仕事

「まあしょうがない。こういう時期もあるのかな」とニュートラルに過ごしていたら、ある日突然、自分のやりたいことやパッションが湧き上がってきました。

それは「自分が本当によいと思うことを人々に伝える」こと。そして「日本のよさをマレーシアの人に伝える」こと。

使命がわかり、パッションがあれば、そこから進むのは本当に簡単。人とのご縁が、やはりまた自分を後押ししてくれます。

まず、「自分が本当によいと思うことを人々に伝える」ため、メディア機能を強化しようと思いました。

私はフードコンサルティングの仕事をするにあたって、マレーシアの飲食店や飲食産業を知るために、訪れたレストランの写真を撮り、紹介記事を書いた「ジョホールバルグルメ」というFacebookページを2014年から続けていました。

このときはフォロワーは4000人ほどでしたが、コンテンツの質とユニークさをジョホールバルのメディア集合組織「JOCOM」に認められ、外国人として唯一のメディアメンバーとして、2018年に加入。

そこからはさらに飲食店やホテル、メディア関係の方とのつながりも増え、取材して記事を書くという仕事が増えていきます。

飲食店とのコラボレーションで、商品を一緒に開発したり、試食会のイベントを行ったり、銀行とのコラボレーションでレストランでのイベントを企画サポートしたりと、仕事の幅も広がっていきました。

ページの運営を広告なしでこつこつと続けていくと、フォロワーが1万人になり、1記事あたりの最高読者数が25万人になりました。

そして、ジョホールバルとグルメ記事という枠から出て、マレーシアや日本のこと、ホテルや旅行、カルチャーいついても伝えていくために、ページ名を「マレーシアレビュー」に変更しました。

 

過去からつながること、海外仕事術

思い返すと、大学時代からずっと好きな、ホテルや旅行や美術館のことが、今でも仕事につながっていて、大学卒業後に就職した会社の仕事が、今でも役に立ち、そのときのスキルが今にもつながっていて、とても不思議な気持ちがします。

20歳くらいの時に身に着けたことや好きだったことって、一生自分の核になるのかな、と思いました。

海外で仕事をしていく中で、どこにいても変わらなく大切だと思うことは、WIN&WINの関係をキープしていくこと、相手のためにできることを誠実に精一杯すること。人を大切にすること。

海外だから必要だと思うことは、「自分の国はこうだからこうすべき」というバイアスを捨てて、相手の国の懐に飛び込み、よく理解し学ぶこと。このようなことかなと思います。

現在のマレーシアはロックダウンになり3か月。店内飲食がまだ許可されていないので、自宅にデリバリーしてもらった食べ物の写真を撮り、記事を書くという在宅での仕事が中心となっています。

以前のような日常が戻ってくるのを期待しつつ、そうなったら、マレーシアのよさを人々に伝えることと平行して、日本のよさをマレーシアの方に伝えることに注力していきたいと考えています。

マレーシアのレストランやホテルとのコラボレーションによって日本のよさをマレーシアの人々に伝える。

この活動は、私の天職であり使命ではないかと思っています。まだまだマレーシアで頑張ります。

Written by 土屋芳子(マレーシア)

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