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オフィスで昼寝にカルチャーショック?!ベトナムのお昼寝事情

2021年6月21日
平良弥生 (ベトナム)

ベトナムにも「シエスタ」制度あります!

Xin chào! ベトナム・ホーチミン在住のYayoiです。自己紹介でも少し書いていますが、私は現在ベトナムで会社員として働いています。

ベトナムへ来て1年半、生活面や仕事面などで様々なカルチャーショックを受けてきましたが、今回は仕事面でのカルチャーショックと、それにまつわるエピソードをご紹介したいと思います。

私がこちらに来て受けた仕事面でのカルチャーショックは、ベトナムにも「シエスタ (お昼寝)」をする習慣があるということでした。

スペインやラテンアメリカ等の国々特有の文化だと思っていたのですが、調べてみると、どうやらこのお昼寝の習慣はアジアでもベトナムやインド、中国などの熱帯、亜熱帯地域にもあるらしいのです。

確かに、ランチの時間帯に外へ出てみると、工事現場の男性達やバイクタクシーのドライバーのおじさん達が、バイクをベッド代わりにしたり、そのまま地べたに寝ている光景をよく見かけます。

これは私の働いている会社でも同様です。私の会社のお昼寝タイムについてご紹介していきます。

現在私が働いているのは、日本人が4名、それ以外はベトナム人が200名ほど在籍している会社です。

勤務時間はAM8:00からPM17:30までとなっており、PM12:00から13:30までの90分が昼休憩の時間です。この間に昼食プラス昼寝も済ませることになっています。

 

ベトナム人の昼寝に対する強い気持ち

オフィスでお昼寝する姿を同僚たちが世界ウーマン読者のために提供してくれました!

ベトナム人たちの昼休憩のスケジュールは大体以下の通りです。

・12:00 – 12:30 : 昼食
・12:30 – 13:00 : 自由時間 (スマホをいじったり、ネットサーフィンをしたりしています)
・13:00 – 13:30 : 昼寝

30分という短い時間ですが、ベトナム人の昼寝に対してかける気持ちにはとても強いものがあります。

どのような感じなのかというと、まず皆それぞれがお昼寝セットを会社に常備しています。 床に敷く用の簡易マットレス・枕・ブランケットやタオルケットがお昼寝3点セットです。

昼食を済ませると、誰か気付いた人がオフィス内の電気を消します。そして各自自分のマットレスを床に敷き始め、徐々に人が横になり始めます。

まだ起きている段階なので、寝転んでスマホをいじっている人や、椅子に座ったままパソコンでネットサーフィンをしたりしている人もおり、寝るまでの間をリラックスして過ごします。

大体13時頃になると、オフィスのあちらこちらから寝息やいびきが聞こえ始めます。本格的なお昼寝タイムの開始です。

この状態になると、あまり音を立ててはいけません。彼らは本当に寝ています。もしも誤って大きな音を立ててしまうと、普段は温厚なベトナム人が結構本気で怒ります。

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