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中国での月経にまつわるエピソードと中医

2021年5月17日
MOKO (中国)

ナプキン購入でカルチャーショック

毎月1回やってくる月経。体がだるかったり、お腹がゆるくなったり、感情の起伏が激しくちょっぴり感動物の映画なんかを見るといつもより号泣してしまったり。

何の前ぶれもなく、例えばウインドウショッピング中に突然始まったりと、女性ならではのあるあるではないでしょうか。今回はそんな月経にまつわるエピソードをご紹介しようと思います。

日本で布ナプキンが表に出だしたここ数年。私も愛用していますが、外出する時は使い勝手の良い使い捨てナプキンを使用しています。

ある日、日本からいつも取り寄せて使用していたお気に入りのオーガニックコットン使用のナプキンが切れてしまいました。

そんな時に中国人女子からおすすめしてもらったこちらのナプキン。お肌の状態が敏感に傾く時期でも痒くなる事がないので中国ではずっと愛用しています。パッケージも鮮やかで可愛いので気分も上がります。

ドラッグストアでの購入時、男性の店員さんが「袋いりますか?こちら昼用ですが、他に夜用も見ますか?」とやけに詳しく説明された時はカルチャーショックを受けました。

日本なら何も聞かずに紙袋に入れてくれるはずなのに、内心とても恥ずかしかった事を今でも覚えています。

日本では異性に対して「生理が来た」なんて、彼や上司に言えないし、伝えるとしても「あれ」「あれが来た」と察してもらって分かってもらう事が多いと思います。

可愛いパッケージに気分も上がります

中国と台湾では割とオープンに伝えますし、それぞれ独特の言い方をします。

台湾では「好朋友来了(親友が来た)」、中国では「大姨妈来了(おばちゃん、もしくはお母さんのお姉さんが来た)」と一言言うと、分かってくれます。

最初は「何言ってんだ?」と思っていた私も今では日常的に使うようになりましたが、男性に対してはどうしてもまだ抵抗があるのが本音です。

 

月経時の強い味方

中国には「人間が本来持っている自然治癒力を高める事で治癒に導いていく」中医学と言う中国医学が確立されています。忙しい時や仕事の時は薬を飲む人もいますが、なるべく中医に基づいて体調を整える方法が中国では主流です。

大半の中国人女性が月経の前後に摂取するのは红糖(サトウキビから作られた砂糖)、生姜、红枣(ナツメ)で作る红糖水。

動けない時でもサッと簡単にでき体を温めてくれる優れもの。材料はスーパーやネットショッピングで購入できるので、手軽に作る事ができます。

作り方

1. 鍋に飲む分量のお水を入れて沸かします。
2. そこに生姜1片、ナツメ2,3個、红糖お好きなだけを入れる。
3. かき混ぜて、そのままコップに入れて完成。

お好みでクコの実を入れると、さらに美容効果が高まります。红糖は血液を補ってくれ、サトウキビのほんのりとした自然の甘みとミネラル補給、生姜で体がポカポカと温まります。

私もお腹が痛い時や体がだるい時に飲みますが、少し時間が経つと体がポカポカ温まってきます。毎月のちょっとした楽しみです。中医すごい!!

そのほかにも美容スイーツ、効能別のお茶などなど中国ならではレシピがたくさんあるので、これから試してみて、簡単で効果があるものを今後も紹介していきたいと思います。

みなさんの月経時、毎月のちょっとした楽しみは何でしょうか?女性であることを思う存分楽しんでいけたらいいなと思います。今日も笑顔でニーハオ!

Written by MOKO(中国)

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