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カンガルーの名前の由来は?カンガルーに関する豆知識

2021年5月12日
ピーパット愛美 (オーストラリア)

カンガルーの名前の由来は?

皆さん、こんにちは!気ままにOZ Life担当、オーストラリア・メルボルン在住のピーパット愛美です。

オーストラリアと言えば、カンガルー!ということで、今回はカンガルーについてちょっと「へー」な豆知識や、オーストラリアではカンガルー達がどんな存在なのかというお話をしたいと思います。

「カンカンガルー」は現地語で「私は知らない」を意味し、ジェームス・クック達がそれを動物の名前と誤解したことから命名されたという説があります。これは俗説だと言われています。

カンガルー(kangaroo)は、原住民の言葉でクロカンガルーを指す「gangurru」に由来しているというのが有力説のようです。ちなみに、gangurruは「跳ぶもの」を意味するそう。

また、オーストラリアの地名も原住民の言葉に由来しているところが多いです。例えば、オーストラリアの首都「キャンベラ」はアボリジニの言葉で、「人が集まる場所」という意味です。

オーストラリアの国章には、数多くのオーストラリア特有の動物の中から、カンガルーとエミューが採用されています。

オーストラリアは1788年1月26日に建国された新しい国なので、若い国が前へ前へと進んでいくようにという思いを込めて、2つの動物が国章に採用されたそう。

前向きで明るいオーストラリアらしい国章だと思いました。

 

オージーとカンガルーの関係

動物園のカンガルーは人間慣れしています。娘と一緒になでなで

オージー達は親しみを込めて、カンガルーのことを「roo(ルー)」と呼んでいます。

オーストラリアの自然公園では、かなり頻繁に野生のカンガルーを目にすることができます。郊外や田舎の方に行くと、民家周辺でも見かけることがあります。

動物園などで人間慣れしているカンガルーは、触っても大丈夫!でも野生のカンガルー達は警戒心がかなり強いので、人間に懐くことはほとんどないそう。地元の人たちはどちらかと言うと、「ちょっと怖い。。」そうです。

また、オージーイングリッシュには、カンガルーが出てくる言い回しがあります。

”Kangaroos loose in the top paddock.”

直訳すると、「カンガルーが放牧場で放たれている」となりますが、「クレイジーな」とか「間抜けで、アホな」という意味合いがあるそうです。カンガルーが頭の中で飛び跳ねているイメージでしょうか。笑

“You’ve got a few kangaroos loose in the top paddock.”「あんたちょっと頭のネジ外れてるわー!」っていうような感じです。

日常会話ではあまり聞かないので、死語になりつつあるようですが、オージー達との会話でこの表現を使うと大笑いが起こることでしょう。

 

カンガルー肉はスーパーで手軽に買えます

左:カンガルーのヒレ肉、右:カンガルージャーキー

カンガルーは国のシンボルでもありますが、肉好きのオージー達はカンガルー肉を食べます!!笑

近所のスーパーでも500gで10AUD(日本円で約855円)位で、カンガルーのハンバーグやお肉を気軽に買うことができます。

私も食べたことがありますが、あっさりして噛み応えのある、赤身のお肉でオージーワインによく合います。低脂肪、高タンパク、さらにビタミンBやミネラルが豊富なお肉なので、健康志向の方からも人気があります。

オーストラリアではカンガルーの異常増殖を防ぐためにも、特定のライセンスを持った人はカンガルーを狩ることができます。

カンガルー情報をまとめをしているとより一層、カンガルーが愛おしく思えました。

その一方で、カンガルー肉を食する時はより一層、命に感謝しながら食べようと思いました。水族館へ行った後に寿司を食べる人の心理です…笑

また来月もお楽しみに〜!

Written by ピーパット愛美(オーストラリア)

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