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コロナ禍再燃のブラジルから日本へ本帰国。検疫情報、隔離ホテルなど

2021年3月17日
岩井真理 (ブラジル)

ブラジル出国、トランジット、成田空港到着

サンパウロを出発する時の手続きは、いつもとあまり変わりませんでした。

チェックイン時に、検査証明書とカタール航空で必要とされる航空会社宛の誓約書を見せると写メを取られ、原本は返されました。

経由地のドーハでは、検疫に関する特別な手続きはありませんでした。その代わり機内に入ると、いつも渡される別送品申告書の他に、厚労相宛の申請書への記入を指示されました。

出発72時間前の陰性証明書の提出、入国後の行動について確認するものでした。細かいし大変そうです。

予定時刻より少しだけ早く成田に着きました。いよいよ検疫が始まります。

以下、時系列に手順を説明します。

17:40 成田空港に到着(機内待機なし)→
機内から出たところで整列→
検疫場所まで案内される→
過去2週間の滞在国別に振り分け→
対象となる人は健康相談室前で待機

18:00 健康カードに健康状態と過去2週間の滞在国を記入→
健康カード、バスポート、検査証明書を提出→
政府指定のホテル宿泊の判断、振り分け→
唾液による検査(痛さはないが、難しい)→
厚労省質問のQRコードを取得(LINEを活用した健康確認のため)

18:50 各自のQRコード登録手続き(航空会社乗り継ぎカウンター利用)→
検査結果待ち(国別に待機)

19:20 検査結果(健康カードバーコード番号で呼ばれる)→
結果カード(オレンジ/陰性)交付→
待機(ここからグループ行動、一旦集められて個別行動禁止)

19:50 入国審査、バゲージ、荷物検査(検疫の犬)

20:10 到着ロビーに出る(集合)→別送品の申告手続き(指示に従って個別)

20:30 ホテルへ向けてバス出発

21:30 ホテルに到着→
税関職員によるチェックイン手続き、滞在中の説明、お弁当貰う(家族単位で行動)

22:15 指定された部屋に入る→
入室後、各自でやること
①3日後の空港までのバスの予約
②初回の検温をし、健康観察チャット へ報告(QRコードあり)
③ココア(厚生労働省新型コロナウィルス接触確認アプリ取得
④位置情報設定(Googleマッブ)
⑤OSSMA(変異種がある特定国からの帰国者のみ)インストール

23:00頃 作業終了

 

滞在中のルール

・到着日を0日と数え、3日目まで滞在する
・3日間、部屋からは一切出てはいけない
・毎朝8時に検温し、健康観察チャットへ報告
・毎日11時に厚労省よりスマホに連絡、ココアにて回答
・食事は三食、部屋の外の椅子の上に置かれる
・館内放送(日本語•英語)に従い、行動したり扉を開けること
・禁酒
・3日目の朝一番でに再検査(結果は午後)
・帰りのバスは3日目の午後4時または6時
・空港から自宅などへの移動は、公共交通機関は使えない

 

気付いたこと

・大人数のスタッフが配置されている。
・慣れていないスタッフも多く、指示が曖昧。
・外国人への対応は、時間がかかる。
・スマホで厚労省の質問に答えて各自のQRコード取得する際、項目が多く少し複雑。
・慣れていない人、高齢者、外国人にはハードル高いと感じた。
・アプリは家族なら同行者として登録可能。
・スマホがない人は、メルアドでの登録も可能。
・いずれもない人は、誓約書に記入した電話番号に担当地域の保健所より連絡が入る
・一連の手続きのための移動距離が長く、歩く。

サンパウロの空港。かなり人が少ない

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