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私のブラジルポルトガル語学習奮闘記 ~英語以外の外国語の学び方~

2021年2月8日
岩井真理 (ブラジル)

実用的なポルトガル語のコツ

文法的には少し違うけれど、普段よく使う定型の言い方は、確かにリアルな生活の中にたくさんありました。

テキストに載ってるお行儀の良いポルトガル語ではなくて、ナチュラルな言い回しです。耳に残ったフレーズを、場面に合わせて使ってみました。

例えば、”Está em forma “。直訳すると「形になってる」ですが、この場合は「あなたって、スタイル良いよね」です。

すると、話が続くようになり、「でも、コロナで太っちゃって」なんて言うので、「運動が必要だよね」という具合に、今まで挨拶くらいしかできなかったカフェの店員さんと会話のキャッチボールができました。

ジェネラルトークが実は一番難しいですが、コツが有ることを知り、繰り返しシャドーイングしてます。

他にもコツはいくつか有ります。ポルトガル語はラテン語の仲間ですから、スペイン語、イタリア語、フランス語など被るところも多いです。

これらの言葉を母国語に持つ人は、それ以外の言語をキャッチアップするのが早いわけですね。また、英語も被る部分が結構あります。

(ポ) esporte→(英) sport (スポーツ)
(ポ) estudante→(英) student (学生)
(ポ) estação→(英) station (駅)

どうですか?似てませんか?頭の”e”を取ると、英語に近づきます。

また、語尾もこんな風に言い換えたら多分ポルトガル語になるなと察しがつくものが少なくありません。

(英) information→(ポ) informação(情報)
(英) liberty→(ポ) liberdade (自由)
(英) receptionist→(ポ) recepcionista (受付係)

ある程度の規則性に気づけば、頭の中を英語に切り替えて、英語からポルトガル語へ転換する方が分かりやすいことが多いのです。

 

カッパはポルトガル語でもカッパ!?

イグアスの滝のレインコート=カッパ

単語だけでなく、言い回しについても、基本的には英語もポルトガル語も、主語+動詞+目的語 の順です。

語順が全く違う日本語から、いきなり英語やラテン語の仲間を勉強するのは、ハードル高くて当然です。せめても長年勉強した(はずの)英語をイメージして理解することは、かなりの助けになります。

実は、日本に最初に来た欧米人はポルトガル人(1543年)と言うこともあり、ポルトガル語がそのまま日本語になってる言葉ってたくさんあるんですよ。

来たばかりの頃、イグアスの滝でレインコートを購入したときのことです。英語で「レインコートはありますか?」と尋ねると、

店員さんが「Capa!」

えっ?カッパ?カッパって、ポルトガル語だったんですねぇ。

コップ、カステラ、金平糖、天ぷらもポルトガル語です。親近感を覚えながら学べば、語学は楽しい。では、Até mais!またね!

Written by 岩井真理(ブラジル)

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