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イギリスで農業の道へトライ!農業の働き方や魅力、心地よいワークライフ

2020年12月5日
ソング里菜 (イギリス)

イギリス広東野菜農家の働き方スケジュール

皆さん初めまして!イギリスのプレストンという田舎街に住んでいる、ソング里菜と言います。

いつも愛読していた世界ウーマンのコラムを、今自分が書いていることに喜びを感じています。今後ともよろしくお願い致します。

渡英してファーマーとして働き、1年7ヶ月が経ちました。まだまだ農業初心者、海外暮らし初心者な私ですが、今回は初心者目線で、“イギリスでのFarmer’s life style”について書きたいと思います。

この地での「農業の働き方と魅力」と「これからの働き方で大切だと思うこと」について、お届けできたら嬉しいです。

我が社は中国広東野菜の生産から配達まで行う、家族経営の小さな会社です。現在、共に働いているメンバーは、義両親、旦那、私の4人です。たまに義弟も加わります。

以下は、会社全体の繁忙期(4月半ば~10月下旬)の大まかな1週間のスケジュールです。

月:収穫
火:配達/作業
水:オフ(作業)
木:収穫
金:収穫/作業
土:配達/作業
日:オフ(作業)

基本的にはこのような流れで仕事をしていますが、農業には固定休みがなく、収穫日以外はその日の作業内容や天気、気温等によって、自ら出勤する日を決めます。

冬季の11月~4月上旬は配達が週1回になるので、このスケジュールよりもゆとりがあります。また今年はコロナ禍の為、大幅にスケジュール変更がありました。

 

夏は朝5時起き、冬は午後4時には作業終了

収穫したばかりの中国広東野菜「パクチョイ」

収穫作業は機械等を使わずに、全て手で行っています。収穫作業のある日は大体朝7時頃から作業を行います。

夏は日中温室内が暑くなるので朝5時頃から作業を開始し、暑い時間帯は避けて、涼しくなってきた夕方から20時頃まで働く日もあります。

イギリスの夏は日がとても長く、21時頃まで明るい日があります。また、冬は15時台から暗くなり始めるので、遅くても16時頃には仕事を終えています。

収穫以外の作業としては、機械を使っての耕運、種蒔きや水やり、雑草対策の為のスプレーの作業と、機械を使わない以下のような作業があります。

①fertilizer:肥料まき。手撒き。
②Raking:熊手を使用し、収穫後の後処理。
③Leveling:種を撒く前に、耕運後の土を平らにする。
④Weeding:雑草抜き。

これらも大切な仕事です。とても体を使うので体力がつきます。筋肉痛になることもしばしばあり、疲れますが…。

 

感じている農業の魅力とは?

中国広東野菜の「チョイサム」は日本の小松菜のような野菜

上記の仕事内容とスケジュールを見ると「少ない人数で忙しそう…」と思われるかもしれないですね。

しかし、会社員時代のように勤務開始&業務終了時間がないので、その日の作業が終わったら終わりというように自分たちで決めることが出来ます。

その為、生産性や効率が上がっているように感じています。最初はオンオフの切り替え等、少し戸惑ったこともありましたが、今ではすっかり慣れ、この働き方が気に入っています。

農作業は単純作業が多いので、楽しいかと言われたら、正直どっちでもないですが、目の前のことに集中することができ、没頭できます。

これが私が思う、農業の1番の魅力です。

渡英して農業するまで、日本でも様々な仕事にトライしてきましたが、“心地良いワークライフ”を送るためには、まずこのような自分の特性を把握することが大切だと思っています。

私はマルチタスク型タイプというより、一つのことに集中することが心地良いタイプだと分かり、農業が自分に合っているように思います。

現在の情勢においても農業をしている時はとても気が紛れており、仕事に救われているロックダウン生活を送っています。

また、peacefulでhealthyなお仕事であることも魅力です。

もともと病弱だったのですが、イギリスで農業を始めてから風邪を引きにくくなり、体力もついたような気がします。

午前中は身体を使って作業をするので、昼にはとてもお腹が空き、採れたて新鮮の野菜を食べられることも健康的で嬉しいポイントです。

 

頑張らなくても自然とできることを仕事に

最初は農業初心者の自分でも勤まるのか、不安はありましたが、実際にファームで働いてみると、

“そこまで頑張って働いている感覚がない”
“無理をしていない”

自分がいます。

最近よく「好きを仕事に」という言葉を聞きますが、日本でやりたかった仕事が出来ていたにも関わらず、どこかで肩の力が入って頑張っている自分がいました。

その結果、心地良く働くことが難しかったという結果になりました。

私にとって、物事を自分らしく継続するためには「無理に頑張らなくても出来ること」をすることが大切だと、最近気が付きました。その一つが農業なのかもしれません。

誰もが心地よく無理せず、肩の力を抜きながら、暮らせていける世の中になったらなと日々思っています。

Written by ソング里菜(イギリス)

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