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多国籍国家マレーシアの豊かな食環境から生まれた、新感覚のお店「TÁN IZAKAYA」

2020年11月25日
土屋芳子 (マレーシア)

新しいスタイルのモダンヒュージョン居酒屋がジョホールバルにオープン

日本料理の素材の良さを活かしたシンプルさ、アジア料理の複雑で奥深い味わい、ファインダイニングの洗練さと上質感。これらすべてを融合させた上で、カジュアルな居酒屋スタイルで気軽な料金体系。

こんな新しいスタイルのモダンヒュージョン居酒屋が、マレーシア、ジョホールバルについ先日オープンしました。

これまでもジャパニーズヒュージョンスタイルのタパスレストランや、ファインダイニングでジャパニーズヒュージョンという店はありました。

でもこのスタイルは何か新しい感じ。こんなスタイルが誕生したのは、多民族国家のマレーシアならでは、という感じもしています。

マレーシアでは、主な民族の料理、マレー料理、中華料理、インド料理はもちろんのこと、隣接しているタイの料理、マレーシアへの出稼ぎが多いベトナム料理、中華と関係の深い台湾料理、香港料理などかなり幅広い料理がいただけます。

人気の旅行先の日本料理、植民地だったことからイギリスや西洋料理、ムスリムが多いことから中東料理なども国の発展とともに、旅行や留学などで本場の味を知る人が増え、それぞれの料理がより洗練されてきていています。

つい5年前はジョホールバルにはおいしくて手頃な日本料理レストランはなかったし、西洋料理やパスタもおいしい店を見つけることは困難でした。2年前には本格寿司屋はまだありませんでした。

5年前に本格的でおいしいフランス式ケーキ屋さんができた時には、1個400円するケーキは高級すぎてびっくりされていましたが、今ではその価格はわりと当たり前になりました。

その後おいしいケーキ屋さんは何店舗もでき、750円のケーキも出てくるようになるほど。

おいしい店を見つけるのが大変な時代から、たいていの店ではだいたいおいしい、という風になってきたと思います。それに伴い、いろんな業態、いろいろな価格帯の店も登場してきました。

 

和風を感じさせるシンプルモダンかつノスタルジック感のある内装

今回新しくオープンした「TÁN IZAKAYA」は、ペナンで有名なファインダイニングレストラン「gēn根」のシェフと、マレーシアとシンガポールの航空会社で長年キャビンクルーを務めていた男性が共同ではじめたお店。

料理のスキルと味のクオリティ、それとホスピタリティには期待が持てます。

ペナンのファインダイニングレストラン「gēn根」は、ヨーロピアンモダンスタイルにマレーシアの食材やマレーシアの昔からの料理にインスパイアされた料理をアレンジして取り入れているお店。

新規オープンのこの店は、新しいコンセプトを探求するということで、日本の居酒屋スタイルでカジュアルで手ごろな料金設定。

料理にはアジアの食材や味わいをふんだんに取り入れたヒュージョン。ヨーロピアンファインダイニングを感じさせる美しい盛り付けです。

店はゴルフ場の横に位置するショップロット2階にあります。

階段を上がると、のれんがあったり、和風を感じさせるシンプルモダン、かつノスタルジック感もある内装。大きな窓の外からはゴルフ場の緑や、美しい夕日を眺めることができます。

バーカウンターもモダンシンプル。これまで、飲食店というと1階にあるのが当然でしたが、最近はちょっとした隠れ家のように、2階にオープンするお洒落なお店も増えてきました。

2階や3階は家賃がかなり抑えられるので、初期投資や固定経費を抑えることもできます。

 

手頃な料金なのにすべて手作りで美しい料理たち

すべて手作りで、既製品や半製品は使っていません。料理は、一皿300円から800円ほどが中心の価格帯。

焼き鳥は備長炭で焼いています。貝の酒蒸しは、チリを加えてピリ辛に。焼き茄子には味噌とXO醤をあわせたソースがかかっています。

まぐろのたたきにはたくあんを合わせ、ソースはジュレにした、しょうがと醤油のマレーシアの国民食「海南チキンライス」をイメージした味付け。

イカのグリルには、マリネしたトマトとレモングラスが香る、タイ風のソース。

豚トロを焼いたものには、辛み調味料スリラッチャとマヨネーズを合わせたソースと、マレーシアのお漬物「アチャアチャ」をあしらっています。

タイガープラウンのグリルには、「ガムヒョン」バターとカレーリーフ。これは甘辛な中華風の味付けに、マレーシアでラクサなどによく使われるカレーの香りの葉っぱ、それとバターをあわせたもの。

牛の焼き物にはグリーンチリのレリッシュが添えられ、かつおのふりかけが隠し味に。

マッシュルームのお皿は、お茶の葉で香りづけをしたドレッシングで和えてあり香り豊か。

白魚のフライは、海苔マヨネーズにつけていただき、豚耳のフライは、スリラッチャマヨネーズにつけていただきます。

アジアの豊潤な調味料と食材が、日本のシンプルな調理法に合わさり、素晴らしい料理に仕上がっているものばかり。2か月ごとに少しずつメニューチェンジを検討しているとのことで、今後も目が離せません。

ドリンクメニューには、ジンやハイボール、ワインやソジュ、日本酒などいろいろありましたが、近日中に変更になる予定とのこと。お酒1本あたりRM40(約1000円)で持ち込みが可能。

店の名前のTANには、3つの意味があり、備長炭のタン、中国語でのおしゃべりというような意味のタン、そして、中国語での洗練されているというような意味のタン、これらを掛け合わせているそう。

これからどんどん口コミで人気が広まっていくでしょう。マレーシアの食事情、ウォッチしていきます。

【TÁN IZAKAYA】
住所: 1-01, Jalan Austin Heights 8/1, Taman Mount Austin, 81100 Johor Bahru, Johor
営業時間:17:00-22:00(12/6以降変更の可能性あり)
休業日:月曜
電話:016-761 5476

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Written by 土屋芳子(マレーシア)

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