マカオで一般的に使われる広東語に加え、普通語(マンダリン)と英語はどの学校でも必須科目です。
学校によってはポルトガル語、また親の話す言語が上記以外である場合を含めると、子供のころから日常的に3~5か国語に触れるとなります。
小さいころから多言語に触れている方が抵抗も少なく習得も早いと思いますので、この点に関しては良いなと感じます。
給食はありません。各自で昼食をとります。お弁当を持たせる文化はありません。
家に帰って食べる、飲食店で食べる、学校や補習塾での昼食提供のサービスがあれば、それを利用する等の選択肢があります。
昼食時間はだいたい1時間30分程で、14時前には学校に戻り午後の授業を受けるとなります。
学校の構内では、購買部でお菓子や軽食を買うことが出来ます。
娘いわく、休憩時間に食べる人気の食べ物はシュウマイやフィッシュボール(丸いカマボコ)だそうですよ。
狭いマカオでは学校の敷地が日本の学校ほど大きくないです。そのため、サッカー場や広い校庭、プールがある学校は稀です。
限られた土地をうまく活用して教室、校庭(というかスポーツエリア)を作り出します。屋上にバスケットコートを作ったり、校舎の裏に50M走のレーンを作ったり、近くの公園を利用したり。
校舎は縦にも伸びます。息子の通う中学校の体育館は地上5階程の位置にあります。
マカオならではの校舎形態といえるでしょう。
なので保護者会があるときはスニーカーで行きます。どれほどの階段を上ることか!席に着いた時には息が上がっています。
いかがでしたでしょうか?
以上、息子と娘が通う私立ローカル学校の様子を書いてみました。(インターナショナル校などは上記の限りではないと思いますので悪しからず。)
書いてみると勉強ばかりで大変そうだなという印象ですが、2018年度の国際学習到達度調査(PISA)によると、マカオは科学・読解力・数学の全3分野で世界3位という好成績を残しました。
マカオ政府の発表では過去10年、多大な資源を教育分野に継続的に投入して結果だということですので、学校関係者も子供達も努力しているんだなということがうかがえます。
今後もマカオ政府には継続して教育分野への投資を期待しますが、学校が勉強以外の面でも子供達が楽しめる場所になるともっといいなと思います。
Written by 周さと子(マカオ)
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