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失業してもコロナ前より収入3割増?!オーストラリア市民のロックダウン中の過ごし方

2020年5月13日
ピーパット愛美 (オーストラリア)

いよいよ公園の遊具も閉鎖、でも楽しみ方は工夫次第?!

こんにちは。「気ままにOZ Life」担当のピーパット愛美です。

このコラムでは、オーストラリア・メルボルン在住の私がオーストラリアの文化や移住で普段感じていることや考えたことを気ままに書いていきます。

第2回目の今回のテーマは、「オーストラリアのコロナ対策」。

オーストラリアではコロナの新規患者数が急激に減ってきています。そんなオーストラリアでのコロナ対策の様子を紹介します。

オーストラリアでは3月の中旬下旬に飲食店などの営業禁止から始まり、遊園地や美術館、映画館などの娯楽施設の閉鎖、その後公園の遊具やスケートボード場などの閉鎖宣言と、1週間ほどで次々と規制が厳しくなっていきました。

娘は3月の初旬から自主的に早めの自宅待機を始め、保育園に通っていませんでした。いよいよ公園の遊具も使えなくなり、どうしたものか困っていましたが、散歩やエクササイズのために外に出るのはオッケーのオーストラリア。

娘の為にスクーターをネットで購入し(K-mart で20ドル位)、自転車も練習させることにしました!私はランニングをしながら側から、キックボードで娘が追いかけてきます。自転車は補助輪が付いているのですが、ペダルを漕ぐのが難しいのか、断念。

今流行りのストライダーがいいのかなー。。と、新たなおもちゃをネットショップで探す母。子供たちにとっては、家族との時間が増えて、新しいおもちゃが貰え、いつもより数倍楽しいのかもしれません。

 

オーストラリアでは、自宅待機しないと逮捕されちゃう?!

3月31日に屋外・屋内での家族以外との集会は自分を含め2人に制限され、本格的に隔離が厳しくなりました。家族以外との接触は完全に禁止です。

そして、食料品などの必需品以外の買い物の禁止。(衣料品店やおもちゃ屋さんなどはしばらく閉まっていました。)ただし、葬儀の場合は最大10人、結婚式最大5人と制限はありながらも例外があります。

これらの規制を破る人に対しては、厳しい措置があります。違反者は最大で1万1千ドルの罰金、または6ヶ月の懲役が課せられます。

オーストラリアでは、イースターも重なり、リモートワークしている人たちは連休があったのですが、休暇の前日には政府からSMSで不急不要な外出を避けるようにメッセージがありました。

夫の友人の友人が車で旅をしようと他州に入ろうとして、罰金2000ドルほど払ったという話を聞き、私たちは大人しく自宅待機していました。

ビーチでのエクササイズや散歩はオッケーなので、あたたかい日に家族で少し遠くのビーチまで歩きに行きました。

 

失業したのに前職の給料の3割増?!

大型連休も自宅待機をしっかりと続けたおかげか、規制が厳しくなってから約1ヶ月後の4月後半には新規感染者数はガクンと下がりました。NT(北部準州)は16日間も感染者数が0だったそう!

オーストラリア国民はしっかり規制を守ってますが、政府からの国民へのサポートもしっかりしています。

コロナによって失業した人への給付金、中小事業に対して新規借り入れの50パーセントの保証、財政難の企業に対しての一時的な救済措置の提供などです。収入が下がってしまった個人事業主や従業員にも給付金が支払われます。

私の住むヴィクトリア州ではコロナの影響で職を失った留学生にも、1100ドルの補助金の他、家賃救済プログラムなどの支援もあるそう。

大体のオーストラリア国民または住民は何らかの形で政府からの援助を受けていると思います。私も国から家族手当を貰っています。

ちょっと不謹慎な話かもしれませんが、私のある友人は失業給付金が支払われ、働く前より3割増のお金を貰っているそう。

他の友人はオンラインで仕事を続けているが、国からの給付金で収入がコロナ前の3割増しだそう。さらに、コロナ前からオンラインに力を入れていたビジネスは今、バブルが起こっているそう。

この世界規模の大感染から、物事にはいつも闇と光があるんだなーと勝手に納得しています。そして、何か始まっては終わっていく。

今は辛いこともあると思いますが、物事には必ず終わりがあります。一緒に乗り越えましょう!

Written by ピーパット愛美(オーストラリア)

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