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広がるパンデミック!海外から帰国したら、こんな事が待っている

2020年5月4日
岩井真理

感染症危険レベルの上昇に伴い、帰国命令が出始めたブラジル

皆さん、こんにちは。ブラジル・サンパウロ市に住むMariです。

日本は4/17に「緊急事態宣言」を全国拡大しました。現状の対応では不十分であるという危機感の表れかと思われます。そんな日本へ、このタイミングで緊急帰国を命じられる駐在員と家族がいます。

ブラジルでは前回のコラムで書いてからも感染者は増え続け、5月3日現在で9万7100人、死者も6,761人を数えました。中でもサンパウロ州は、約3万1000人の感染者と死者も2500人を超えました。

在留邦人約5万人のうち7割はこのサンパウロ州に集中しているので、日本企業がどれだけ懸念しているかは明らかです。

サンパウロ州の政令quarentena(クアレンテーナ、検疫)は3/24から実施され、当初4/7までの期限が、4/22ままで延長され、さらに5/10まで不要不急の商業活動は規制されました。

州内全てのレストラン、カフェ、バーが閉鎖中(デリバリー・サービスはOK)です。医療,治安,清掃,食料品(スーパー等)、燃料供給、銀行、公共交通機関等の必要不可欠なサービスは継続していますが、実質的な外出自粛要請が出ている状態です。

私も買い物以外は家から出ることもなく、近隣の日本人とも接触を避けています。駐在員本人はほぼ在宅ワークで、家族以外会うことはありません。日本より自粛ムードは高いと思います。

しかも、4/21から店舗へ行く時には、マスク着用が義務付けられました。ほんの数ヶ月前までは、マスクをしているブラジル人なんて見たことなかったのに、感染を避ける工夫はあちこちで見られます。

外務省の決める「感染症危険情報レベル3(渡航中止勧告)」の対象となっているブラジルは、日本から見るとかなり危ない所で、日本企業は3月末から帰国命令が少しずつ出始めました。

赴任した時も、突然「行け」と言われてやっとここまでたどり着き、今度は「すぐに帰れ」と言われて、自分の意思に関わらず動かねばなりまん。

なんとも切ないのですが、今回のように誰の力でもどうにもならない事では、文句の言いようもありません。

「◯◯さん、日本へ帰ったらしい」と噂を聞くと、心がざわつきます。「週末まで同じ幼稚園へ通わせていたのにさよならも言ってないし、また戻ってきて会えるのかもわからない…」様々な気持ちが渦巻きます。

それでも、会社の指示に身を任せるしかないし、他と比べてあれこれ思ってしまいます。先の見えない不安さを抱え、いざ帰るとなると、今度はその準備に追われ、息つく暇もありません。

しかも、ここは地球の裏側、おいそれとは帰れません。運休している航空会社も多く、最近は経由地まで出国可能な便は1日3便程度です。予約しても直前にキャンセルになる事も少なくありません。

直行便がないので、アメリカ経由か、パリかフランクフルト、中東のドーハでの乗り継ぎくらいしか残ってません。どこを通っても24時間超の飛行時間を経て、やっと日本の地を踏むことが出来るのです。

(次ページへつづく)

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