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マレーシアの医療レベルは?母子留学中に海外で手術を受けることになった話

2020年4月29日
土屋芳子

ロックダウン直前、マレーシアで珍しい経験?

マレーシアでは、3回目のMCO(行動制限令)の延長が発表されたばかり。3月18日からはじまったロックダウンも、5月12日までとなり、その後も延長される可能性もあります。

ラマダン(1か月の断食期)も4月23日よりスタートしました。

散歩も禁止されており、食品の買い物は家族代表の1名のみ許されているので、子供は家から1歩も外に出ずに1か月以上経過しています。

この厳しい政府の決定のおかげで、コロナ陽性者も連日減っており、すでに累計感染者のうち60%以上は陰性になって退院済み。国民も長い制限にあきらめの気持ちもありつつ、安心して暮らせている状況です。

さて、ちょうどこのロックダウンがはじまる1週間前、マレーシアで珍しい経験?をしたのでシェアしたいと思います。

 

まさかの網膜剥離の診断、マレーシアでの手術を決意

1月ごろから、目の前にはないほこりのようなものが、右目の視界にたくさん現れるようになりました。飛蚊症というらしいのですが、気になりつつ放置していたら、2月になってから、いつの間にか視界の上部と右端にカーテンがかかったように黒くなり、見える範囲が狭くなっていました。

私はずっと疲れ知らずで風邪すらなかなかひかないし、まして目に不調を感じたことはこれまで一度もありません。それが、視界が狭くなるなんてドキドキ。

不安に思いながら、ウェブで検索をし、「目の圧力が高くなり血管がつまる緑内障」ではないかと思いました。日々不安なので、眼科のクリニックで1週間後に検査予約を取りました。

検査当日は目の中をよく調べるため、瞳孔を開かせる目薬をします。1日運転はできないとのことだったので、友人がクリニックに送ってくれました。

約4時間、視力や眼底を見るなどさまざまな検査をしてもらいました。検査料金はRM138(約3600円)。

すると、まさかの網膜剥離とのこと。網膜(目の内側の壁)に穴があき、そこから壁がはがれてきているとのことでした。

交通事故や大きな衝撃で網膜剥離になることは知っていましたが、普段の生活だけでなんの衝撃もない生活をしていて網膜剥離になるなんてびっくり。

先生いわく、加齢によるものや、網膜が長年なんとなくこすれてそのうち穴が開くとか、とくにこれといった原因はないそうです。私はサイドの網膜が薄めだとのこと。このまま放置すると失明。治す方法は手術だけとのこと。

なるべく早めに手術した方がよいとのことでしたが、そのクリニックでは網膜剥離の手術ができる医者がいないとのこと。別の眼科専門のクリニックを紹介してもらいました。

「ジョホールバルでは網膜剥離の手術をできる医者は2人。1人は公立病院だけど、経験数が少ないからおすすめできない。おすすめできる先生はこの方」と紹介され、翌日、その手術ができる医者がいる他のクリニックへ。そこでまた同じ検査をして、最終的にやはり網膜剥離で間違いないと診断を受けました。

手術方法としては、網膜の穴をレーザーでふさぎ、目の中にガスを充填して、そのガスのふくらむ力で、はがれた網膜を外側に押し戻してくっつける、という方法。

ガスが自然に吸収されてなくなるまでに3週間かかり、その間は目はよく見えないとのこと。ガスが入っている間は飛行機はNG(気圧の変化が危険)、手術後に完治する確率は80%という説明を受けました。

早い方がよいとのことで、とりあえず翌日の手術の予約をし、帰宅。家に帰ってから、網膜剥離について調べました。すると、日本でもマレーシアでも手術の方法は同じことが判明。

「同じ手術であれば、先生の腕がよければ、どちらの国で手術をしても出来にかわりはないはず。日本で手術を受けたら1か月以上飛行機に乗れないからマレーシアに戻れない。子供の学校のことを考えたら、マレーシアにいるほうが得策」と考え、マレーシアで翌日に手術を受けることに決めました。

また、診断を受けたのは日本を出国してから3か月以内だったので、クレジットカード会社に保険の確認の連絡をし、診断から180日以内の医療費は保険でカバーされるということが分かり安心しました。

(次ページへつづく)

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