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新型コロナでロックダウン7週目に入ったイタリアの今

2020年4月25日
平田信子

Photo by Pietro Luca Cassarino(Flicker)

規制が厳しいイタリアのロックダウン

こんにちは。イタリア在住の平田信子です。昨年4月よりイタリア北部のヴェローナという街に住んでいます。

イタリアは3月11日から全土ロックダウンになり、現在は外出もままなりません。

4月24日の段階で、総感染者106,527名、死亡者25,969名、治癒した人60,498名。(詳しくはイタリア厚生省のウェブサイトをご参照ください)

2月下旬から学校の休校が始まってはいたものの、初期の段階では「コロナウィルスはインフルエンザみたいなもの」という認識もあり、カフェやレストランではおしゃべりを楽しむ姿が見られました。

イタリアのロックダウンは日本と違い規制が厳しく、違反者への罰金もあります。

最低限の生活に必要なスーパーマーケット、薬局、医療施設以外は、3月11日から4月13日まで閉鎖されていましたが、現在は、書店とベビー用品店も開きました。ミラノがある北部のロンバルディア州ではまだ感染者が多いので厳しい制限が続いています。

外出禁止にもかかわらず、規則を破って外出する若者がたくさんいたことから、罰則も罰金も当初のものより厳しくなりってしまいました。スーパーマーケットなどへの買い物は1家族1人のみが許可されます。

赤ちゃんをベビーカーに乗せて買い物に行くことはできますが、お散歩は禁止です。ゴミ捨ては行かれるので、わざわざ小分けにして、何度も何度もゴミ捨てに行く人もいるそうです。

「外出許可証」ない人の外出は禁止。犬の散歩は自宅から200m以内までが許可されています。

新型コロナを通してイタリア人の変化した点とは?

普段は観光客で賑わうヴェローナ中心部が閑散としている(左)スーパー入店まで間隔を開けて待つ客(右)

マスクをつけていない人には入店時にマスクが配られますが、使い方を知らない人も多く、歩いている時だけマスクをして、人と話すときにはマスクをとって話している人もいます。マスクに慣れていないイタリア人は、「息がしづらいのでつけたくない」という人も多いようです。

スーパーマーケット内は一方通行になっていて、極力人とのすれ違いを避けるように工夫されています。一度に店内に入る人数も決められていますので、時間帯によっては店前に買い物待ちの行列ができます。

2月の学校休校が始まってから、2週間ごとに封鎖の延長が発表され、すでに5月3日まで全土のロックダウンが決まっています。

先の見えないコロナウィルスとの戦いですが、陽気なイタリア人は、この状況を楽しむことも上手です。有名なオペラ歌手が自宅のベランダから歌声を披露してくれたり、ベランダ越しに乾杯したりする姿がネット上で見られます。

早くロックダウンが解除されて、夏のイタリアを楽しみたいところですが、解除とともに安心感や開放感が出て、再感染への懸念も報じられています。政府の今後の方針がどうなるのか、5月上旬の発表を待つしかありません。

この間に変わったことといえば、イタリア人が手洗いを意識するようになったことでしょうか。

自分と家族を守るために普段はうがい手洗いをしないイタリア人も、感染予防に有効ということで、各家庭で徹底して行っているようです。ロックダウンが解かれても続けていきたいものです。

全世界がコロナウィルスの驚異に包まれる中、日本の対策は比較的緩いものですが、私たち一人一人が自覚を持って、うつらない、うつさないを心がけていきたいものですね。

Written by 平田信子(イタリア)

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