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海外で働く際に本当に大事なことは?国際的な仕事の裏事情

2020年4月24日
アレン真理子

自分が英語を話せることはプラスでもなんでもなかった

東京でのOL時代、「海外で働く」「英語を使って国際的な仕事をしたい」はいつも頭の中にあった。

社会人としての最初の仕事は某航空会社での本社勤務。まだ二十歳そこそこの私は当時「グランドホステス」に憧れて空港勤務を志望したが、学生時代に必死に勉強した英語のテストTOEICで高得点を出したことが仇(?)になり、本社勤務で海外支店とのやり取りも多い職場に配属となった。

そこで3年間、私は海外留学を実現すべくコツコツと仕事をし、コツコツと貯金をしてついに「英国留学」の夢を果たしたのである。そこから紆余曲折を経てたどり着いたのはシンガポール。そこから私の困難の道が始まった。

シンガポールで一番印象に残っている職場は某5スター米系ホテルでの営業マネージャーの仕事である。そこでは「英語を使って仕事をしたい」がいかに甘い妄想であったか思い知らされることになった。

中国系、マレー系、インド系等からなる多国籍国家のシンガポールでは職場も非常に国際的。英語ができることは当然のことで、なんの足しにもならない。

彼らはそれぞれ自国の「Dialect 」を自宅で使い、仕事では英語を使い、中国人の同僚や顧客とは中国語で。。。と2、3ヶ国語を自在に操る。

自分が英語を話せることはプラスでもなんでもなく、「いかにそれを使いこなせるか」が問題であった。

海外で働く際に大事なこととは?

鷹の目をした鋭い営業部長は「外回りでいつもの顧客とおしゃべり」を敏感に嗅ぎ分けて、そうした営業社員を次々と撃ち落とす。よって、いかに自分が効率的に仕事をこなしているかをボスはもちろん同僚にも「アピール」し続けなければならない。

案件や営業政策についても怒号のように激しいやりとりが飛びかう。その中で自分の意見もはっきりと伝えるには語学力はもちろん、よほどの自信、経験、度胸が必要とされる。

今思い返しても辛い経験だった。が、ここから学んだことは言うまでもなく計り知れない財産となった。

こうした過酷な状況の中でも日本人らしいきめ細やかさ、顧客とのフォローアップ、念密なプランを立てることは心がけた。

同じように海外で孤軍奮闘する日本人の同僚はもちろん、日系企業の顧客、スタッフの方々に助けていただくことも多かった。

「日本人であるということ」を忘れず「日本での職場経験を生かす」ことはその後の海外でのキャリアに欠かせない武器となったのである。

【マリコのマナビ】海外で働く際に大事なこと

①英語はできて当たり前。それ以上の武器を見つけて売り込むこと。

②日本人であること、自分のアイデンティティは失わない。同国人との歩調を合わせるのは海外でも大事。(実際私は同僚の日本人営業マンにみっちりお世話になった。Jさん、ありがとう!)

③ 状況が許せば、まず仕事を始まる前に新天地に馴染み、人脈を作ること。自分に余裕がないと、仕事もはかどらない。

Written by アレン真理子(イギリス)

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