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ロンドンわたしの歌日記。パブでオープンマイクに初挑戦!

2020年4月8日
伊藤結子

ひょんなきっかけから教会でソロで歌う

普段から、歌うことが好きでゴスペルや、合唱に参加しています。大勢の中で歌い、ハーモニーの中に身を置いてうっとりすることが大好きな私にとって、ソロで歌う選択肢は今までありませんでした。

ところがある日、ひょんなきっかけから、毎月参加している教会のコミュニティーカフェで、1人で歌うことになってしまいました。クリスマスバザーのバックグラウンドミュージックとして、ギターの方に伴奏していただきながら。

はじめて1人で歌うには少し周りに観客が多すぎるような気がしたのですが、一度きりの人生、もともと歌うのは好きだし、えいっと思って参加することにしました。

当日は、クリスマスならではの華やかな出店や、チキンやモルトワインなどの食べ物の出店もあり、人々で賑わっていました。

周りの盛り上がりに対比するように私の心は盛り下がっていきました。大勢で歌う時は緊張することはなかったのですが、一人となると上手く歌えるのか不安になってしまったのです。

当日は、「はじめてにしては頑張った!」と自分で自分をなぐさめてあげたいくらいの感じの出来でした。

素人ですからそんなに上手く歌えなくてもいいのですが、「人前で歌うのにこれでいいのだろうか。もう少し上手くなりたい」という気持ちに火がついてしまいました。その日から私の武者修行がはじまります。

 

パブのオープンマイクに初挑戦

イギリスには、オープンマイクと呼ばれる素人が気軽に演奏をできる場所がたくさんあります。私が今まで住んでいたシンガポールやマレーシア、日本にはあまり見られない形式です。もしかしたら他の欧米諸国では一般的なのかもしれません。

イギリスでは主にパブ(Public Houseのことでビールなどの酒類を飲みながら集う場所)にて、オープンマイクを開催していることがよくあります。毎週、または毎月、店のマイクを素人に解放して飛び入りで演奏させるのです。

店によってスタイルは様々だと思いますが、たいていは予約していなくても、その日にパッと行って歌うという体験ができます。私も楽譜だけ手に持って歌いに行ってみることにしました。

はじめて歌ったのはOvalという場所にあるワインバーです。ピアニストの方に自分の歌いたい歌をリクエストして歌わせてもらいます。

途中歌詞が分からなくなって焦る場面もありましたが、アットホームな雰囲気でいろいろな方の演奏を楽しみました。ピアニストの方が親日家で、坂本龍一の曲やなごり雪なども演奏してくださいました。歌だけでなく、いろいろな楽器の演奏も楽しみました。

次はChiswickという場所のパブ。知人(ゴスペルクワイアのメンバー)がホストをしていて、まずは彼女が歌い、その場を仕切る感じで進行していきます。バンドが伴奏をしてくれます。

その日初めて会ったバンドの方に、自分の歌いたい曲やテンポを伝えるのには苦労しました。イギリスで有名な曲を選曲した方が無難なのかもしれません。毎月参加している歌い手の方が多いのか、みなさん堂々と歌い上げていてこの日もとても緊張しました。

イギリスには、あらゆる人が気軽に音楽を演奏できる場所があります。いろいろな人の演奏を聞くことは勉強になるし、自分自身も経験を積んでいくことができるのでとてもありがたいです。機会がたくさんあるからこそ文化が生まれるのだと感じています。

さて、武者修行をすると張り切っていたものの、私のオープンマイクへの挑戦は新型コロナ蔓延により一時中断してしまっています。はい、まだ2回しか行っていません(笑)

まだ伴奏に合わせて歌うことしかできないけれど、次は弾き語りをしてみるぞ!などと夢も広がっていきます。

今はロックダウンで外出できないので、自宅でウクレレを弾きながら歌ってSNSに公開したりしています。意外に反響があり、前よりちょっと人生が豊かになったと思います。

また笑顔でみんなで演奏を楽しめる日が来ますように心から祈っています。

Written by 伊藤結子(イギリス)

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