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オランダと富山は結構似ている。私の見つけた富山とオランダの意外な共通点・つながり

2020年2月24日
藤村ローズ (オランダ)

4.トラムと路面電車

オランダにはトラムがありますが、富山には路面電車があります。

街中の移動に便利な市民の足として、トラムや路面電車が発達しているのが共通点。

富山市中心部は、実は路面電車などの電車が縦横無尽に走る「鉄軌道のまち」であり、鉄道好きの間でも知られた屈指の「電車」スポットなのだそう。

お隣の高岡市・射水市新湊をつなぐ「万葉線」もあります。

日本の中でも、これほど路面電車が発達した都市は珍しいのではないでしょうか?

ゆっくりのどかに走る路面電車はとても風情があり、街の風景を眺めながら観光気分で移動できるのもいいですよね。

 

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5.ドラえもんとミッフィー

富山にいると、ドラえもんをよく見かける気がします。

それもそのはず。ドラえもんの作者藤子・F・不二雄氏は富山県高岡市出身なんです。

また、お隣の富山県氷見市は、忍者ハットリくんの作者として有名な藤子・A・不二雄氏の出身地。氷見は寒ブリで有名なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

街を散策しながら、子供の頃からなじみ深いキャラクターに出会えるとテンションが上がります。

 

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一方、オランダで有名なキャラクターといえばミッフィー。

ミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏はユトレヒト出身ですが、ユトレヒトに行くとやっぱりミッフィー遭遇率が上がるんです。

作者の出身地でキャラクターを使っての町おこしも共通点。

あちこちでミッフィーを見つけては、「ここにもミッフィー!」、ドラえもんを見つけては、「ドラえもんいた!」とうれしくなってしまう感覚も似ているなと思います。

 

6.オランダ焼とワッフル

富山には、「おらんだ焼き」という名のお菓子があります。

 

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その見た目が、オランダの定番お菓子「ストロープワッフェル」と似ているのです。厳密にいうと、ストロープはシロップの意味なので、ワッフェル(ワッフル)の部分。

材料は主に小麦粉・玉子・砂糖で、ワッフルの原型に近いかもしれません。その起源は諸説あるそうですが、長崎県平戸市の「オランダ煎餅」、北海道根室市の「オランダせんべい」が富山に伝わったという説があるそうです。

オランダの「ワッフェル」はバターたっぷりしっとりしているのに比べて、「オランダ焼き」は、サクサク、ざっくざっくとした強い歯応えがあるそう。

 

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オランダのストロープワッフェルはスーパーマーケットやお土産屋さんなどで簡単に入手することができますが、富山で「オランダ焼き」が買えるのは、魚間菓子舗さん1店とのこと。

【魚間菓子舗】
住所:富山県射水市立町1−16

もし近くに行くことがあったらぜひ立ち寄ってみては?

 

いかがでしたか?

似ているイメージがあまりない富山とオランダかもしれませんが、意外な共通点があると思いませんか?

オランダに住み、富山ファンである私は、これらの発見をして、この二つの場所がますます好きになりました。また、更なる発見を探すことで当たり前の日常に新鮮味が生まれてきます。

旅行する際にも、住んでいる都市と訪れた都市の共通点を見つけてみると面白い発見があるかもしれませんね!

Written by 藤村ローズ(オランダ)

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