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カナダで第二の人生を。様々なバックグラウンドを持つ移民たち

2020年2月17日
矢寺愛

日本では絶対に出会えなかった人たちとの出会い

前回のコラムでご紹介した移民向けの英語プログラムに参加する事によって、日本では絶対に出会えなかったであろう様々なバックグラウンドの人々と接することができたことが、これまでの私の人生において非常に刺激的でした。

これまでに出会ったクラスメイトの出身国は、

ロシア、キルギス、ベトナム、フィリピン、中国、韓国、イラン、シリア、メキシコ、ブラジル、スリランカ、ベネズエラ、スリナム、エチオピアなど…

難民として移民された方も含め、沢山の国の方との出会いの場となりました。

夜6時から9時までのクラスに通っていたので、皆さん昼間は働いて、夜は英語のブラッシュアップの為に学びに来ているという、とてもパワフルな方々ばかりでした。

様々なキャリア・バックグラウンドを持った人が多く、物理学者、鉱業エンジニア、教師、医師など普段は接点の無いような人たちをはじめ、院卒だったり、博士号を取得していたり。

このような方々と一緒に英語を学んでるのが、少し不思議な感じですが、それぞれ持ち備えている知識が素晴らしく、英語以外の学びが非常に多いです。スキルを持った人をたくさん移民として受け入れているカナダならではですね。

母国で医師として働いていたイランの方は現段階ではカナダで医師としては働けませんが、60歳を過ぎていらっしゃるにも関わらず、医療関係の学校に通う為に、必死に英語を勉強されていた姿には心を打たれました。

カナダでは「アダルトエデュケーション」といって、年齢に関係なくカナダの高校卒業資格を取得できる制度があります。こちらも、無料で英語で数学、化学、社会などを学ぶ事ができます。

高校卒業資格を取得すると、専門的な学校へ入学できる資格を得られるので、ご年配の方でもバイタリティのある移民の方は、アルバイトをしながら勉強される方もいらっしゃいます。

皆さん、カナダで第二の人生を歩まれる為に、夢と希望を持って英語の勉強に励んでらっしゃいます。

 

“自ら行動する姿勢”が大切

このクラスは、皆がとてもフレンドリーです。生徒だけでなく、担任の先生も交えて食事に出たりもします。こちらのプログラムで出会った移民仲間とは、クラス以外でも仲良くしています。

引っ越し会社を経営しているベトナム人の友人に、ソファーの破棄や鍵の取り替えをお願いしたりもしました。レストランのシェフをしている韓国人の友人家族と一緒にスキーに出かけたり、彼の働いているお店に出向くと、彼特製の寿司ロールをサービスして頂いたり。

学校で開催されるクリスマスパーティーでは、私は小さなハープでクリスマスソングの演奏を披露しました。

“音楽”は世界共通の言語ですね。

世界各国から集まった方々の前で演奏でき、大変喜んで頂けとても貴重な体験をさせていただきました。披露できる得意な分野があると、海外ではとても重宝されます。

正直なところ、カナダで暮らすには英語を流暢に話せなくても、多少の不便はありますが、生活自体は成り立つのが現実です。

しかし、移民の方とは、こういった場で自ら挑戦しないとなかなか仲良くなることはできません。

英語を学ぶ為だけではなく、自分を成長させ、学びを得る為には何事にも“自ら行動する姿勢”が大切です。

Written by 矢寺愛(カナダ)

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