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お手伝いさんのいる生活とは?マカオのお手伝いさん事情

2019年10月2日
周さと子 (マカオ)

雇用主とお手伝いさんの関係(うちの場合)

最初のうちは、雇用主もお手伝いさんもお互い相手のことを意識するんです。

お手伝いさんも真面目に働きますし、それに対して雇用主もフィードバックします。

しかし、慣れてくると相互の意識は低下していきます。

お手伝いさんはさぼったり、言われた事だけやるようになります。雇用主側もお手伝いさんの観察、管理に怠慢になってきます。

以前の私は、仕事から帰ってきた後に、その日のお手伝いさんの仕事ぶりを再度確認するなんてエネルギーかかる事はしたくないというのもあって、特段口に出すことなかったんです。お手伝いさんからしたらちょっとぐらいさぼっても何も言われないから、それがエスカレートするんです。

管理怠慢だった私が経験した過去のお手伝いさんには、こんな行動をする人達もいました。

・外に買物にでたまま2~3時間帰ってこない。

・自分の休みを勝手に決める。

・家の固定電話から実家(インドネシア)へ長電話する。

・借金の申し込み。

・引出しの中の現金がなくなった翌日、お手伝いさんが真っ白の新品ブーツを履いてくる。

・物がなくなる。

結果、信頼関係を失って辞めてもらうことになりますよね。

現在では管理の一環として、1週間の仕事スケジュールの同意書を作成して、基本的にそのスケジュール通りに動いてもらうようにしています。

 

理想のお手伝いさんと現実

雇用主にとっては長期間良いお手伝いさんを長期間雇えることが理想ですが、そのためには良いお手伝いさんを「育てる」必要があると考えます。

雇用主の意向、指示、好みを細かく通知して理解してもらう必要がありますし、お手伝いさんの仕事に対するフィードバックも都度行うほうがよいです。

そのうえで、会話の量を増やして信頼関係を築くのが理想となります。

しかしながら、実際は難しいと感じる部分も多いです。

お手伝いさんは雇用主との信頼関係より仲間内コミュニティの重要度が高く、そこでの情報や人間関係で身の振り方を決める場合が多いと感じるからです。

お手伝いさん利用歴30年以上の義母は、お手伝いさんとの関係をドライに保つタイプです。

指示した仕事以外に期待はしない、その代わり、仕事の精度がよくない、2回指摘して改善できない、借金申込みなど金銭関係のトラブル予兆がみえた時点で即辞めてもらうというスタンスで、毎回ぶれることなく一環しています。

そのため、入れ替わりは激しいですが、お手伝いさんに求める基準がハッキリしているため、もやもやはそれほど多くないのかもしれません。

過去の経験則から今の形になっているそうです。

私のお手伝いさんとの関係は、まだまだ発展途上中です。

お手伝いさんが、より長くいい仕事をしれくれる為に、自分がどのように関わるのがよいのか、引き続き研究したいと思っています。

Written by 周さと子(マカオ)

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