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見つけたらぜひ買ってみて!オランダにあるちょっと珍しい自動販売機4選

2019年9月24日

お店が近くになかったり、閉まっている時間でも便利な自動販売機。日本には飲み物の自動販売機がよくありますが、実は外国ではあまり見かけません。

でも日本にはあまりなくて、海外にはある自動販売機もあります。今回はオランダで見つけたちょっと変わった自動販売機たちをご紹介したいと思います。

 

コロッケの自動販売機

コロッケは、オランダでも「kroket(クロケット)」と呼ばれる定番フード。オランダのコロッケは長細い俵型なんです。

そのままでもいいですし、Broodje kroket(ブローチェ・クロケット)と言ってパンに挟めば立派なランチになります。

カフェやレストランでいただくこともできるのですのが、オランダならではなのが上の写真のコロッケ自動販売機。

この自動販売機ではコロッケの他にもハンバーグやホットドックなどの軽食が売られており、客はお金を入れて自分で扉を開けて食べ物を取り出します。

このシステムはもともとFEBO(フェボ)というファストフード店が始めました。1960年に菓子職人のJ.I.デ・ボースト氏が自身のベーカリーを、オランダで初めて自動販売をメインとする手軽で手早いスナックバーに変えたのがそのはじまりです。

ファストフードと言っても、FEBOは1941年のベーカリー創業時より「クオリティー重視」がモットー。

FEBOの商品は常にキッチンにつながる内側の扉から補充されており、いつもできたてアツアツ。手軽でとてもおいしいので、オランダへ来たら、ぜひお試しくださいね!

 

自転車ライトの自動販売機

オランダは人口以上に自転車台数の多い自転車大国なのですが、オランダらしい自動販売機を発見しました。

それは、自転車ライトの販売機です。

オランダでは、自転車も夜間ライト点灯の義務があり、ライトを付けていないと55ユーロの罰金が課せられてしまいます。

たまたまランプが壊れていたり、電池が切れていたりすると夜間は危険ですし、運悪く捕まってしまって罰金を払うのはいやですよね。

そんな時のお助けが、この自転車ライトの自動販売機です。

でも、この自動販売機はオランダでもそれほどあるわけではなく、発見したのは駅近くの大きな駐輪場の中。出入り口のところに分かりやすく置いてあります。

価格は3.9ユーロ(約460円)と、ちょっと割高でしょうか。ディスカウントストアなどでは半額くらいで買えます。

旅行の際にはあまり使わないかもしれませんが、珍しいので旅の記念に見物されてはいかがでしょうか?

 

ヘルシーフードの自動販売機

スキポール空港で見つけたのがヘルシーフードの自動販売機。その名も「health food wall」。

こちらは最近設置されました。最初は何の機械かよく分からなかったので、近づいて観察してみると、売っているのはドリンクや食べ物でした。

でも、ただのドリンクや食べ物ではないようです。ちょっと近未来的な食べ物といった感じ。

グリーンの野菜ジュースやベジタリアンのラップ、グルテンフリーということでお米のサラダもありました。

見ている間に買っている人はいませんでしたが、空いているスペースはあったので、やはり買う人がいるのでしょう。

なかなか勇気が出ませんが、これを食べればより健康になれるはず!

 

花束の自動販売機

最後に、先日たまたま通りがかったお花屋さんで見つけたのは、花束の自動販売機。

アレンジメントされたものがボックスの中に入っていて、カードで決済するようになっています。

オランダではちょっとしたお呼ばれの時やお祝いの時によく花束をプレゼントするので需要があるのでしょう。

こちらもあまり沢山はないので、見かけたらとてもラッキーかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか?

オランダでは飲み物の自動販売機はあまり見かけないのですが、ユニークで実用的な、いかにもオランダっぽい自動販売機がありました。

自動販売機があれば、いつでも買えるし、接客いらず。効率的な国オランダを象徴しているのかもしれません。

でもこんなにユニークな自動販売機はあるのに、飲み物の自動販売機が少ないのはやはりちょっと不思議です。

ちなみに最近一番驚いたのは、シンガポールに設置された「サーモン」の自動販売機です。SNSでシンガポール在住者たちの間で話題になっていました。冷凍サーモンが自動販売機で販売されているそうですよ!実際に買った日本人もいて、おいしかったそうです。

Written by 藤村ローズ(オランダ)

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