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まるで街中が光のミュージアム!アムステルダムライトフェスティバル

2019年2月8日

アムステルダムの真冬を光のアートで彩る

2012年から行われているこのライトフェスティバル、今年で7回目を迎えました。

今年は2018年11月29日から2019年1月20日に開催。期間中はアムステルダムの運河沿いに、オランダはもちろん世界中のアーティストの作品が展示され、アムステルダムの街を明るく彩ります。

毎年テーマがあり、そのテーマに合う作品をなんと約8か月もかけて選んでいるとか。美術館の数で有名なオランダですが、街全体を1つの美術館のように見立てたこのフェスティバルにはオランダならではのアートにかける想いとスケールの大きさを感じます。

アート作品は何気ない街角に設置されているので、自分で回って見るのならもちろん無料。専用マップもあるので徒歩や自転車でも回ることができます。

でも、何と言っても一番のおすすめはボートでの運河ツアーです!ボートの種類やサービスもそれぞれで、どんなボートで回るのか、たくさんある中から一つを選ぶ段階から楽しむことができます。中にはディナー付きの運河ツアーも・・!

運河の上でアート作品を見ながら食事が出来るなんて、とても素敵ですよね!

 

ボートの上でグリューワインをいただきながら

そんな中から私が選んだ運河ツアーは、BOATAMSTERDAM.COMです。

屋根付き・ドリンク飲み放題で、ツアー中はスタッフのライブ解説も聞ける90分のツアーがなんと20ユーロととってもリーズナブルな内容でした!

ボートの上でグリューワインや温かいコーヒーを片手に運河クルーズを楽しみながら、次はどんなアート作品が出てくるだろうとドキドキさせてくれます。

ちなみに屋根なしのボートもたくさん見かけましたが、相当な防寒対策をしていないと寒さに負けてアート鑑賞どころではなくなるのでご注意ください・・!

このフェスティバルに出展されている作品は合計29点ありましたが、その中から個人的なお気に入りを2点だけご紹介します!

 

光のタンポポの綿毛が人々の願いを乗せて運河を舞う

 

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まず1点目は、2メートルもの大きなタンポポの綿毛がいくつも運河の上にちりばめられた「Light a wish」という作品。

ヨーロッパではたんぽぽの綿毛を飛ばす際にお願いごとをする風習があるそうで、様々なお願いが込められた綿毛が夜空に浮かんでいます。

綺麗にライトアップされた「お願いごと」達を見つめながら、自分だったらどんなお願いごとをするだろうかと想像が掻き立てられます。

知り合いのオランダ人によると、オランダ人は合格祈願や商売繁盛よりも家族の健康と幸せをお願いする人が多そうです。

ちなみに、この作品は今回のAmsterdam Light Festivalの優秀作品にも選ばれています。

 

運河に浮かぶ光の信号機!?

2点目の作品はその名も「Strangers in the light」です。歩行者用の信号で普段よく見るシルエットが、まるでそのままアムステルダムの街に飛び出してきたかのよう。

信号は赤になれば青は消え、青になれば赤が消えます。つまりお互いにとってお互いがStranger (=不審者)です。同じ信号機の中ですぐ隣にいるのに決して出会わない2人、そんな2人をあえて運河沿いに並べたのがこの作品です。

橋越しに初めて互いの姿を見つけて、どこか気まずそうに距離感を探りあっているようにも見えませんか?

いかがでしたか?他にもたくさんの作品があり、HPには作品の解説もありますので是非ご覧になってみてください。

オランダの運河は夏と冬で全く違う顔を見せてくれるので、季節ごとに違った楽しみ方ができます。暗くて寒さの厳しいオランダの冬ですが、街に素敵な作品があれば街歩きも一層楽しくなりますね!

期間限定のAmsterdam Light Festival、来年はどんなアート作品に出会えるのか楽しみです!

WEBサイト:https://amsterdamlightfestival.com/en

Written by Yuki.T

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